第5回発表会

かつての斎藤報恩館のイラスト

~仙臺から仙台を考える~

第5回発表会のお知らせ

(※このイベントは終了しました。)

近代の仙台を中心とした建築、工芸、歴史、文化に対する
理解と研鑽を深める研究会を平成28年1月に立ち上げました。
この度第5回目の「発表会」を下記のように開催致します。


 戦前、戦後の仙台を知っている先輩方や、関心をもって研究
されている方々の成果の発表を通し、多世代との交流を図りな
がら未来へと継承していきたいと思います。
 興味のある方々のご参加をお願い致します。
会長 庄子晃子

▲斎藤報恩館

大正2年(1923年)前谷地村の斎藤善衛門は東北地域の学術研究や社会事業に活かすため
斎藤報恩会を設立し、その助成は東北大学や学都仙台における多くの優れた研究を支えた。
小倉強設計による会館は、国立科学博物館に次ぐ歴史をもち、昭和27年仙台アメリカ文化
センターが、昭和44年館内に仙台美術館がオープンしたが、報恩会50周年を機に解体された。

小野寺純一(会員・画家)


日 時 : 2020年2月22日(土)     午後1:00~5:00 (0:30開場)

資料代 :    1,000円(発表内容の報告書)

参 加 :    どなたでも聴講できます。 (申込み不要)

場 所 : 東北工業大学一番町ロビー  2Fホール(青葉区一番町1-3-1)



  <発表テーマ>

  ◆1人8分以内で12人が発表

  ◆開会挨拶  1:00pm~

  ◆第1部 生活文化と記憶  1:05~2:05

  (庄子晃子)   篠田訳『日本 タウトの日記』5巻本の表紙画について
  (濱田淑子)   仙台の木綿型染・常盤紺型─民藝運動との関わりから-
  (斎藤広通)   私立女子自助館について
  (渡邉裕太)   国文学研究資料館所蔵「守屋栄夫文書」の紹介と
          昭和初期の宮城県関係資料について

  ~ディスカッション~

  ◆第2部 戦前・戦後の動き  1:58~2:46

  (菅野恭彦)  紀元2600年奉祝国民歌をめぐって
  (伊藤正浩)  仙台に野球を伝えた男 F.W.ハーレルを求めて
                    -仙台野球伝来 明治21年説を覆す-

  (大和晴彦)   松島ニューパークホテルについて
  (伊藤則子)   (仮)塩釜・ゑびや旅館の建築について
  ~ディスカッション~

  ◆第3部 都市造営のあゆみ  2:51~3:39

  (大沼正寛)  Stay City / Settled Villages
                    -近代仙台の都市空間レイヤーと結節点-

  (内山隆弘)   東北大学キャンパス草創期の建築家 中島泉次郎について
  (荻原駿)   東北大学片平キャンパス近代建築保存に関わる市民活動の14年
  ~ディスカッション~

  ◆第4部 特別講演  3:45~4:30

  (嶋田昌子氏) ヨコハマ洋館探偵団団長・横浜シティガイド協会理事
         「横浜の洋館保存活動30年を通して」

  ◆第5部 特別セッション  4:31~5:00

  仙台における文化芸術創造のあゆみとこれから
  ─宮城県美術館の移転統合危機問題を契機として─


  ◆閉会挨拶・諸連絡 5:01~5:05